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■ 第32番札所 東慶寺 |
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「駆け込み寺」「縁切り寺」として知られる東慶寺は、1285年(弘安8)に北条時宗の妻である覚山尼によって創建されたお寺。 鎌倉三十三観音霊場第32番札所の本尊である聖観世音菩薩立像(重文)は、松ヶ岡宝蔵に安置されています。 頭髪を高く結い上げ、衣には鎌倉地方独特の装飾方法である土紋が散りばめられ、左手には蓮のつぼみを持っている聖観音です。 この聖観音は、もとは太平寺の本尊でした。 1556年(弘治2)に安房を中心とした地域を支配していた里見義弘が鎌倉へ攻め入った時に、太平寺の本尊と住持の青岳尼を奪っていきました。 青岳尼はもともと義弘と許婚の関係にあったという話もあり、青岳尼は義弘によって安房へ連れて行かれたあと還俗し、義弘の正室となりました。 太平寺はこの件で北条氏康の怒りを買い、廃寺に。本尊は鎌倉に戻りましたが、太平寺に代わって東慶寺に置かれることになりました。 |
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住所 |
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神奈川県鎌倉市山ノ内1367 |
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観音名 |
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聖観世音菩薩 |
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