霊岩「甑岩」 |
拝殿の横にある小道を歩いたところに越木岩神社のご神体がまつられています。高さ約10m、周囲約40mの巨大な岩(花崗岩)で、酒米を蒸す時に使う「甑(こしき)」という道具に似ていることから「甑岩」と呼ばれています。このご神体の形状が女性自身に例えられていることから、古くから「安産の神、子授けの神」として崇敬を集めています。 |
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罔象免神社(ご神水) |
罔象免(みずはのめ)大神(大古より湧き出でる霊水)が祀られています。このご神水は、室町時代ごろから病気に効能があるとされ、多くの方が授かりに訪れたといわれています(神社で成分を調べたところ、このご神水はラジウムが多く含まれていたそうです)。松尾芭蕉もこの地を訪れており、「さざれ蟹 足這い上がる 清水かな」という句を残しています。 |
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稲荷社 |
越木岩神社の境内には、2社の稲荷社が並んで祀られています。1社には伏見稲荷から勧請した白玉稲荷大神が祀られ、衣食住・商売繁昌の守護神として信仰されています。もう1社には、除災招福・鎮火の神である山崎稲荷大神が祀られています。ちなみに大崎稲荷のお稲荷さんはキツネではなく、「たぬきのしかえし」という民話に出てくるタヌキが祀られているのだそうです。 |
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遥拝所 |
伊勢神宮、宮中三殿(皇居にある賢所[かしこどころ])、神宮神社を遥拝することができる場所です。また脇殿には天照皇大神宮が祀られています。 |
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北の磐座 |
ご神体の「甑岩」が女性神で、「北の磐座」が男性神であるという説があります。越木岩神社境内地内における陰陽対称として崇敬を集めている磐座です。 |
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大坂城の残石 |
大坂城を築城するために大量の石が採取されましたが、大坂城の石垣に選ばれながら、石垣になれなかった石のことを「残念石」といいます。なんらかの理由で大坂城に運ばれなかった石で、越木岩神社の境内にもあり、池田備中守松山城主の家紋や鍋島信濃守肥前加賀藩主の家紋の刻印が入った石があります。 |
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