本殿 |
生国魂神社の建築様式は大変珍しく、「生国魂造」と呼ばれています。本殿、幣殿の屋根を一つの流造りで葺きおろし、その上に3つの破風[千鳥破風・すがり唐破風・千鳥破風]を備えた他に類を見ない建築様式です。社殿は、火災や戦災、台風などで何度も被災と再建が繰り返され、現在は1956年(昭和31)に建立された鉄筋コンクリート造りの社殿になっています。 |
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鴫野神社 |
昔、大阪城の東側、鴫野の地に祀られていた弁天社。淀君が殊のほか崇敬していたことで知られ、淀君没後は弁天社のとなりに「淀姫社」として祀られたほどでした。その後、大坂城と縁深い生国魂神社に遷座され、鴫野神社として祀られています。 鴫野神社は女性の守護神として、縁結び、悪縁切り、心願成就の霊験あらたかと評判を呼び、毎月「巳の日」を縁日としてお参りする人で後を絶たなかったそうです。 |
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源九郎稲荷神社 |
祭神は、源九郎稲荷大明神と八兵衛大明神。 祭神の一神、源九郎稲荷大明神は、奈良県吉野の源九郎稲荷の御分祠と伝えられ、五穀豊穣、商売繁盛の神さまとして信仰を集めています。一方八兵衛大明神は、かつて道頓堀中座に祀られていましたが、劇場の閉館に伴い当社に合祀されました。芸道の神さまとして、歌舞伎役者や松竹新喜劇の方々の崇敬を集めています。 |
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浄瑠璃神社 |
記録によると、1876年(明治9)に竹本春太夫、鶴沢清七らと共に、三業(太夫・三味線・人形)の先師三十八柱の御霊を合祀したのがはじまりといわれる浄瑠璃神社。 近松門左衛門をはじめ、文楽関係諸霊が祀られていることから、文楽関係者はもちろんのこと、舞踊や演奏、お稽古ごと上達を願って祈願に訪れています。 |
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城方向八幡宮 |
勝運・方除けの神として信仰を集める城方向八幡宮。大阪城鬼門の守護神として祀られ、城の方向である北を向いていることから城方向(北向、きたむき)と名付けられました。 八幡宮は古くから武家の崇敬が篤く、武将が大坂城に登城する際は城方向八幡宮に武運長久の祈願に訪れたそうです。 |
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米澤彦八の碑 |
米澤彦八は、生国魂神社の境内で上方落語を広めたといわれる人物です。この碑は、平成2年に笑福亭一門が中心となって、大阪落語の祖として彦八を称えるために建立されました。 生国魂神社では、毎年9月の第一土日に「彦八まつり」が開催されています。 |
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井原西鶴の像 |
江戸時代の浮世草子作者・談林派俳人で知られる井原西鶴。1680年(延宝8)に生國魂神社境内の南坊で、一昼夜に4000句を詠む句会を興行したことでも知られています。生国魂神社には、井原西鶴の坐像が置かれています。 |
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