本殿 |
住吉大社の本殿は4つあり、現在の本殿はすべて1810年(文化7)に再建されたものです。第一本宮から第三本宮までは縦に、第四本宮は第三本宮の横に並ぶL字型に鎮座しています。これは大変珍しい配置で、住吉大社だけの建築配置です。 本殿は「住吉造」といわれる神社建築史上最古の特殊な様式で、すべて国宝に指定されています。 [祭神] 第一本宮: 底筒男命(そこつつのをのみこと) 第二本宮: 中筒男命(なかつつのをのみこと) 第三本宮: 表筒男命(うわつつのをのみこと) 第四本宮: 神功皇后 (じんぐうこうごう) 息長足姫命(おきながたらしひめのみこと) |
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住吉鳥居 |
四角柱の鳥居の柱は古い様式を伝えるもので大変珍しく、「角鳥居(かくとりい)」とも呼ばれています。鳥居に掲げられた陶製の題額”住吉大社”は、有栖川宮熾仁親王の筆によるものです。 |
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反橋(太鼓橋) |
住吉大社の象徴として大変有名で、「太鼓橋」の名でも呼ばれる鮮やかな朱色の反橋。この橋を渡るのは、罪や穢れを清めるためだそうで、この橋を渡ることで心身を清めて神様にお参りすることができます。また橋が反っているのは、地上の人の国と天上の神の国とをつなぐ掛け橋として、虹に例えられているからなのだそうです。 半円形の橋は半径20メートル、高さ3.6メートル、幅5.5メートル。反橋の石の橋脚は、慶長年間(1596〜1615年)に淀君が奉納したものといわれています。かつては、この橋の近くまで波が打ち寄せられていたそうです。 また反橋のたもとには、川端康成の小説『反橋』の中にある「反橋は上がるよりもおりる方がこはい(こわい)ものです」の一文が書かれた文学碑もあります。夜は21時までライトアップされ、関西夜景100選にも選ばれています。 |
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五所御前 |
別名「高天原(たかまがはら)」とも呼ばれる五所御前。昔、神功皇后が住吉大神を祀る地を探していたとき、この杉の木に白鷺が3羽飛んできて止まったのを見、ここにお祀りしたと伝わるところで、神霊をお迎えするミアレ所でもあります。毎年5月に行われる住吉大社御創立記念神事「卯之葉神事」では、卯の葉の玉串が捧げられます。 五所御前の玉垣内には玉石が敷きつめられてあり、その玉石の中に「五」・「大」・「力」のいずれかの一文字が書かれたものがあります。この「五」・「大」・「力」と書かれた3つの玉石を集めてお守りにすると心願成就が叶うといわれています。 |
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石舞台 |
厳島神社、四天王寺と並んで日本三舞台の一つに数えられている、住吉大社の石舞台(重要文化財)。慶長年間(1596〜1615年)、豊臣秀頼の寄進によるものとされ、毎年5月の「卯之葉神事」では雅で厳かな舞楽が行われます。 |
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誕生石 |
源頼朝の愛妻・丹後局 (たんごのつぼね) が出産した場所と伝えられています。その子供が薩摩藩「島津氏」の始祖・島津忠久公です。
丹後局にあやかって、この石に安産祈願をされる方も多いそうです。 |
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おもかる石 |
住吉大社のおいとしぼし社にある「おもかる石」。願い事がある人は、願い事を祈念し、この「おもかる石」を持ち上げてみてください。この石を持ち上げた時、軽く感じれば願いが叶い、重く感じれば叶わないといわれています。 |
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大海神社 |
『古事記』『日本書紀』で有名な「海幸彦・山幸彦の神話」にちなんだ社。大海神社は、釣り針を探して海宮にやってきた山幸彦が、海宮の王である豊玉彦命とその娘で豊玉姫命と出会った、まさしくその舞台となった海宮、つまり龍宮そのものであると伝えられています。祭神は、豊玉彦命、豊玉姫命です。社前にある井戸「玉の井」は、海神より授かった潮満珠(しおみつたま、潮の満干を支配する力を持つもの)を沈めたところであるといわれています。 |
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住吉文庫 |
第一殿北東にある住吉文庫は、1723年(享保8)に京都・大坂・江戸の書籍商が建立し、献納した書籍を納めた一種の図書館のようなところだった場所です。大阪最古の文庫として知られ、現在も多くの出版社が御文庫講に名を連ねています。 |
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