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686年(朱鳥元)、道明上人が天武天皇のために銅板法華説相図(国宝)を西の岡に安置。727年(神亀4)に徳道上人が聖武天皇の命を受けて、東の岡に十一面観音像を祀ったことにはじまるとされる長谷寺。 西国観音霊場巡拝の根本霊場として信仰を集め、全国に3000余りの末寺を持つ真言宗豊山派の総本山です。 |
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本尊の十一面観音菩薩立像は、10mの高さに及ぶ大きな木造仏。 右手に数珠をかけて錫杖を持ち、左手に蓮の花の入った水瓶を持つという、観音と地蔵の両菩薩の持物をあわせ持つ独特の姿をされた観音さま。地蔵菩薩の衆生救済と観世菩薩の現世利益を合わせもつ仏様として「長谷型観音」と呼ばれ、信仰を集めています。 |
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平安時代には初瀬詣が大変盛んで、『源氏物語』や『枕草子』などに当時の参籠のようすが描かれています。 |
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また長谷寺といえば「牡丹」というほど有名ですが、寺伝によると、遠く唐の国の僖宗皇帝夫人は馬頭夫人(醜い婦人の意味)とあだ名されるほどでしたが、はるか大和の長谷観音に祈ったところ見違えるような美しさを手に入れたと伝えられています。 願いが叶った僖宗皇帝夫人はお礼として十種の宝物とともに、中国の国花である牡丹をそえて送ったことに由来しているのだそうです。 |
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このほか境内には、梅、桜、山吹、ツツジ、シャクナゲ、紫陽花、芙蓉、木犀、紅葉、サザンカなど、様々な花が植えられてあり、四季を通じて境内は季節の花々で美しく彩られます。 |
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■ 境内案内 【 長谷寺 】 |
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